2008年03月01日

iPodの裏はなぜ鏡のように磨かれていたのか?


久しぶりに読書。


意外と知られていないかもしれませんが、

iPodの裏面の銀色部分を、ピカピカに磨いているのは

日本の新潟県にある東陽理化学研究所というところです。



知識デザイン企業―ART COMPANY



その会社の社長のインタビューがこの本に紹介されていました。

アップルの製品開発に携わった感想です。


「欧米と日本の企業で最も違うのは、デザイナーの権限と発言力だと感じる。
欧米はデザイナーが1インチと決めてしまうと、何が何でもそれで作ろうとする。
そのための技術も開発する。日本は技術者優先で、デザインは後回しになりがちだ。
iPodでは、デザイナーは背面を鏡のようにツルツルに設計してきた。
確かにおしゃれだし、技術的にも可能だ。・・・しかし、使うたびに指紋がついてしまうという問題があった。先方にそれを伝えると、デザイナーは不思議そうに答えた。
『汚れたら、ふけばいいじゃないか。』
だから、iPodには鏡拭きのような布が同封されている。
こういう発想は、日本にはない。勉強になった」




どんなに技術があっても、どんなに良い物を作っても、

売れなければ、商品としての価値はなくなってしまいます。

経営者のデザイン的発想がビジネスを左右する。




顧客ニーズではなかったはずの、iPodの裏のピカピカの部分。


埋もれている企業は、まだまだたくさんあるような気がします。



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unitedbrain at 20:24│Comments(0) 税理士業務 

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